会社に勤めている妊婦さんが取得できる「産休」。私は取る前から切迫早産で入院していたため、出産するまで病院で過ごしていました。今思えば「あれやっておきたかったな~」と感じていることがいくつも・・・。そこで、産休中に何をすればいいか考えている妊婦さんへ、私のように後悔しないために産休中の有意義な過ごし方をまとめてみました。
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目次
「産休」とは。いつからのこと?
そもそも、産休とは。正社員・パート社員・派遣社員・契約社員の妊婦さんが取得できるお休みのこと。「産前産後休業」といいます。
産前産後休業
産前休業:出産予定日の6週間前~出産日
産後休業:出産翌日~8週間
出産予定日の6週間前とは、妊娠9ヶ月(妊娠34週目)からのこと。あかちゃんが2kgほどに成長して、お腹がぽってりと大きくなっているころです。むくみやお腹の張りなど妊婦さんのからだにも大きな負担が出てくるころ。胎動もバッチリ感じられます。
そんな時、会社を休んで出産にそなえられるのが「産前休業」。多くの妊婦さんが会社に申請&取得をして、それぞれ有意義な生活を送っています。
出産までに必要な準備
まずは、出産までに必ずそなえておきたいものから見ていきましょう!
入院・出産・部屋の準備
産婦人科への入院や出産に使う物の準備は、産休に入ったらなるべく早く取りかかるようにしましょう。必要な物リストは妊婦健診のときに病院からもらえます。紙やスマホのメモ機能を使ってリストアップしておくと準備漏れが防げます。
例えば、産褥ショーツや母乳パッドなど。入院中のアメニティグッズや赤ちゃんに着せる肌着は必要かどうかも把握しておきましょう。
同時に、赤ちゃんと一緒に帰宅後、家で使う物の準備もしておきましょう。例えば、
- オムツ・おしりふき
- オムツを捨てる箱
- ガーゼ・タオル・バスタオル
- 沐浴グッズ
- 抱っこひも・ベビーカー・チャイルドシート
- 授乳服
- ベビーバッグ
- 赤ちゃん用のベッド
などがあります。物によっては家に帰ってきてから徐々に増やしていってもOK。また、買い物へ行けなかったら旦那さんに頼ってもOK。完璧に準備しなければ!と過度なストレスを感じないようにしましょう。
家の中を整理整頓
最近まで会社へ行っていた産休中のママ。家の中にいても「暇」という声をよく耳にします。せっかく家にいるので、散らかっている場所の整理整頓や掃除をすると環境も心もスッキリ。いらないものは思い切って捨てる(断捨離)のも良いですね。
また、赤ちゃんのために部屋をセッティングするのも大切。赤ちゃんやパパ・ママにとって快適に過ごせるような環境を作りましょう。例えば、落下防止のために家具を固定したり、机の角にガードをつけたり、棚にストッパーをつけたりなど。赤ちゃんがズリバイやハイハイをして動き回る前までに、どんなところが危険なのか?を把握しておくと良いでしょう。
歯医者へ行く
産後、外出時間が1時間以上かかるところへ行くには、赤ちゃんの面倒を親や旦那さんに預ける必要があります。でも「大丈夫だろう」と甘く見ていた私。実際、赤ちゃんのことを見ていてくれる人はいましたが、産後の育児疲れによって睡眠不足で肌はボロボロ。外出できる気分になれませんでした。
そのなかでも行っておきたかったのが歯医者さん。妊娠中は、赤ちゃんに優先で栄養がいったり、つわりなどの体調不良で歯みがきができなかったりして、むし歯ができやすいのはご存じでしょうか。そのむし歯を治療しないままでいると、赤ちゃんにも悪影響。虫歯菌が感染してしまいます。むし歯の可能性はなくても、検診を受けておくと安心ですね。
出産までにやっておくと良いこと
私が、産休中にしておきたかったな~と感じたものをご紹介していきましょう。絶対に必要!ではありませんが、より良い妊婦ライフを送るためにぜひやっておいてほしいことです。
旦那さんと話し合い
旦那さんとゆっくり向き合って話ができるのは産休中がチャンス。赤ちゃんの名前を決めるのはもちろん、こんな子に育てたいな~と簡単な育児方針をお互いに理解しておくと気持ちのズレが防げます。
また、入院中は旦那さんに家のことを任せます。ということは、家の掃除やゴミ出しも旦那さん。掃除方法やゴミ出しの日程など、普段あなたがやっていることを伝えておきましょう。産後も、ママは赤ちゃんのお世話で精一杯。そんなとき、旦那さんと家事や育児が分担できるように話し合い&予行練習が必要です!
小さな赤ちゃんがいるとできないことをする
赤ちゃんが産まれると1人で自由に動けなくなります。もし出かけられても、頭の中では赤ちゃんの心配をしているかも。何の心配もせず楽しめるように、今のうちにできることをしておきましょう。例えば、以下のようなものがあります。
- 鉄板のあるお店(焼肉・お好み焼き)
- 高級レストラン
- カウンターしかないラーメン店
- 映画館で映画・カラオケ・旅行
おいしいものを食べれば心が満足!出産に向けて気持ちを高められそうですね。テーブルに鉄板のある焼肉店やお好み焼き店は、赤ちゃんがうっかり手を出してヤケドする危険があります。髪の毛を美容院でセット&思いっきりオシャレをして、高級レストランへ行くのも産後は難しくなるので今のうちに堪能しておきましょう。
オシャレといえば・・・。産後は外出時に赤ちゃんを抱っこするので、毛糸の服やビジューの付いた服など赤ちゃんのもちもちな敏感肌を刺激するような服はなかなか着られません。同時に、ネックレスやピアスは引っ張ってしまうのでなるべく身につけないほうがベター。マタニティ服に限られますが、産休中のうちに好きな服を着ておきましょう!
趣味に没頭する
あなたの趣味はなんですか?登山やマラソンなどハードな運動はできませんが、あまり体への負担がかからない妊婦さんでもOKなことに没頭してみてください。産休中の暇つぶしができますし、新しい趣味を見つけられるかもしれません。
例えば、
- 読書
- 編み物
- クロスワードパズル
- 料理
など。出産・育児についての雑誌や本をゆっくり読んでも良いですね!料理が苦手な人も、産休中の暇な時間を使って得意なメニューを開発してみては?いずれやってくる「離乳食」の練習をしてみても良いでしょう。
軽い運動・食生活見直しで体力づくり
出産や産後はとても体力を使います。また、本人は育児に夢中で気がつかなくても、体力は少しずつ消耗していきます。産休前は出勤や仕事でからだを動かしていますが、産休に入ると一気に運動不足になる妊婦さんが多いのだとか。それがむくみなどの不調にもつながります。
大切なのは、家でゆっくりしつつ体力が落ちないようにすること。マタニティヨガや散歩をして軽い運動をするようにしましょう。家中の掃除をするだけでも良い運動になります。
また、普段から気にしているとは思いますが食生活にも要注意。
葉酸は摂っていますか?葉酸は、妊活中から必要な栄養素ですが産後の授乳期にも赤ちゃんとママに良い影響を与えてくれます。胎児の奇形リスク軽減だけでなく、身体的・精神的にも助かる葉酸。手軽で吸収率の高い「葉酸サプリ」がオススメです。
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過ごし方のポイント
産休中にやっておく必要があること、やっておくと良いことを見てきました。ではさいごに!これらを行ううえで気を付けてほしいポイントをお伝えします。
お腹が張りやすいので無理をしない!
上記でお話ししたとおり、妊娠34週目の妊婦さんは、お腹が大きくなりむくみ・あばら骨痛など体の負担が目立ってくる時期。いろいろな準備や掃除、好きなことなど全てにおいて「無理をしない」ことが大切です。妊娠37週目(正産期)に入るまであと少し。早産にならないためにも、お腹の張りなどの不調は敏感に感じ取るようにしましょう。
仕事疲れを癒やす&ゆっくり休む!
妊娠がわかってから産休に入るまで、お仕事お疲れ様でした!休日はあれど、つわりや日々変化するからだの調子に頭を悩ませたことがあったのではないでしょうか。
産休の目的は母体と胎児を守ること。仕事の疲れを好きなことで癒やしながら、ゆっくりと体を休めてください。
個人的には、生活リズムが少々崩れても次の日に持ち直せば大丈夫!くらいの気持ちでいれば良いと思います。産休前は毎朝・毎晩きっちりとしたタイムスケジュールで行動していたかもしれませんが、朝の身支度をゆっくりするなどして気持ちをゆるめてもOK。
洗濯や掃除が終わり何もすることがなければ昼寝をして少し休憩するのもアリですよ。
「産休」を楽しむ!
産前産後休業は、産前産後合わせてたったの14週間しかありません。その後1歳になるまで育児休業(育休)をとるママが多いですが、特に貴重なのは1人で過ごす産前休業。有意義に使えるように、産休前からいろいろとプランを立てておくと楽しみが増えそうですね。
また、産休中は家にひきこもりがち。妊娠・出産・家庭の悩みを抱えこみがちです。世間話はもちろんのこと、今まで会社の同僚に聞いてもらっていたグチもはけ口がなくなるかも?大きなストレスにならないためにも、積極的に人と「会話」をするようにしましょう。
また、旦那さんと2人っきりで過ごせるのも産休中まで。近場でデートをしたり思い切って旅行に行ったりと、2人だけの生活を楽しみながら送ってくださいね。
まとめ
妊婦健診で先生に止められていなければ、軽い運動や旅行はOK。ですが、自宅で安静を指示されているならなるべく体を動かさないように過ごしましょう。
産休中の過ごし方は、なんとなくイメージがつきましたか?なかなか経験できない貴重な妊婦ライフ。産後、後悔しないためにも今のうちにできることはやっておきましょうね!