こどものからだ

【子供の急な下痢・嘔吐】脱水症状のときは経口補水液を

投稿日:2017年8月26日 更新日:

子供の急な下痢・嘔吐

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子供が風邪などで病院へ行ったとき、かならず聞かれるのが「水分はとれていますか?」という言葉。実際、とれていない状態ってよく分からないと思いませんか?また、子供がいきなり下痢や嘔吐をしたときにパパ・ママがやるべきことは「水分補給」。放っておくと脱水症になって子供がつらい思いをしてしまうので、最適な水分補給が大切です。

ここでは、子供の急な嘔吐・下痢をしたときにどうしたらいいかわからない人へ、原因や病院へ行く目安となる主な症状、水分補給の大切さや経口補水液の飲ませ方・作り方をご紹介しています。

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下痢・嘔吐の原因

下痢や嘔吐の原因

下痢や嘔吐にはいろいろな原因がありますが、主なものは「ウイルス」「細菌」といった病原体によるもの。風邪はもちろん、ロタウイルス・水ぼうそう・急性胃腸炎など、保育園・幼稚園でも流行りやすいものがあります。

ウイルス・細菌による感染

ウイルスには抗菌薬が効かないので、病院でも抗菌薬が処方されません。インフルエンザウイルスにはタミフルという抗ウイルス薬がありますが、そのほかの風邪水ぼうそうなどには症状を和らげる薬がもらえるだけ。子供がもつ免疫力で治す必要があります。

一方、食中毒溶連菌感染症などの細菌による感染が原因のときは、抗菌薬をつかった治療が必要な場合があります。抗菌薬は細菌を直接殺したり抑えたりする薬のこと。病院で薬をもらったときによく聞く「抗生物質」のことです。

下痢・嘔吐でからだを守っている

下痢や嘔吐は、悪さをする病原体を早くからだの外へ出そうとする防御反応。ウイルスの場合は自然に治る傾向があり、下痢は約1週間、嘔吐は2~3日でよくなっていきます。

大人は下痢止めや吐き気止めを使えば症状を軽くできますが、子供に飲ませるのは重症の場合を除いてNG。からだの中にある悪いものを出すためには、嘔吐・下痢も必要なことなのです。

こんな症状はすぐに病院へ!

嘔吐や下痢で体調が悪くても、どんな風にからだがつらいのかを詳しく言えないのが小さな子供たち。パパ・ママは、子供の様子をしっかりと観察することが大切です。そんなに重症でない場合は、自宅で安静にして十分な水分補給と栄養摂取を心がければ大丈夫。

ただ、以下のような症状がある場合は重症化している可能性があります。できるだけ早く小児科を受診しましょう!

  • 泣いても涙が出ない
  • 緑色の嘔吐がある
  • 血便がある
  • 目が落ちくぼんでいる
  • 1日6回以上大量の水様便がある
  • 呼吸が速く眠りがち
  • 機嫌が悪い
  • 嘔吐が続いている
  • 皮膚・口・舌が乾燥している
  • 皮膚が冷たく、白っぽく、色が悪い
  • 3ヶ月未満の乳幼児で38℃以上の熱がある
  • 3ヶ月~36ヶ月の乳幼児で39℃以上の熱がある
  • おしっこの回数が減っている(12時間以上おむつが濡れない)

水分補給をしないとどうなるの?

水分補給をしないとどうなるの?

汗・尿・便で排出した成分は、食べものや飲みものから新たに吸収することで、からだのバランスを保っています。特に子供の場合は体重の65~70%が水分。たった3%減っても脱水を起こしてしまいます。

では、水分補給をしないままからだの水分が不足している状態でいると、どのような理由で脱水を起こしてしまうのでしょうか。

栄養素・酸素が運べない

血液中の栄養素や酸素は、血液のなかにある水分によって全身へと運ばれます。水分が足らないと血液がドロドロの状態に。必要な場所にスムーズに運べないので体力が低下します。

体温調節ができない

血液はからだをめぐることで、内部で作られる熱を体表へ運び発散させています。寒いときは冷えた手足へ筋肉などの熱を運び、暑いときは皮膚温度を下げるために血液の成分を汗として外へ排出。

でも、脱水が進むと血液の流れが悪くなるので体温調節ができず、風邪など体調不良に陥りやすくなります。

老廃物を排出できない

からだの潤滑油である血液は、栄養素や酸素だけでなく老廃物も運びます。でも、潤滑がうまくいかないと老廃物の排泄もストップ。尿や汗が出なくなり体温調節ができないことに加えて、便が硬くなったり出なくなったりします。

脱水症状を改善するには?

子供が脱水症状になってしまったら、まずは病院へ症状を報告。加えて、パパ・ママもきちんと対策を取ってあげましょう。

病院へ連絡をすると「水分補給をしてあげて」といわれますが、水や麦茶では不十分。脱水症状を改善するポイントは「塩分」です。

水分とともに電解質をバランスよく補給

水分とともに

人は、「水分」「塩分」「糖分」のバランスを保ちながら生きています。そのうち、下痢や嘔吐で激減するのは電解質(塩分)。水分をとるのも大切ですが、脱水をよくするためには減った分の電解質をちょうど良く元に戻す必要があります。

電解質とは、塩素・ナトリウム・カリウムなど、からだのはたらきに欠かせない成分のことです。不足すると、極端な筋肉の収縮(こむらがえり・足がつるなど)といった症状が表れます。

ジュースや白湯など通常の水分補給としての飲み物はたくさんあるので、子供が体調を崩しているときも好きなものを飲ませたくなるかもしれませんね。ただ、水分や糖分ばかりで塩分が少ないものはNG。ぐったり・うとうと・手足が冷たくなるなど脱水の症状が悪化してしまいます。急な下痢や嘔吐には不向きだということですね。

水やお茶がダメなら「スポーツドリンクは?」と思いませんか?運動でエネルギーを使って汗をかいているときは、塩分だけでなく糖分も必要。ですので、スポーツドリンクには「スクロース」という糖分が多く含まれています。

高熱で汗をたくさんかいたときや運動後の水分補給にはちょうど良いかもしれません。でも、急な下痢や嘔吐のための水分補給には不向き。そこで、最適な飲みものが「経口補水液」なのです。

経口補水液とは?

経口補水液とは、軽度・中度の脱水状態時のために開発された口から飲ませる用の液体のこと。塩分と糖分が適切な割合で混ざっている飲料です。また、急な下痢や嘔吐のときに必要なナトリウム・ブドウ糖・カリウムなども良いバランスで配合。腸から速やかに吸収できるのが利点です。

水分・糖分・塩分のバランスがよくなると、尿が出るようになり脱水が改善。失った量だけ飲ませることができれば、病院で点滴注射をする可能性が低くなります。

経口補水液の飲ませ方・作り方

経口補水液

脱水を起こしているときの食事療法のために開発された経口補水液。普段口にしている飲みものとは違って、年齢・体重・症状に合わせた適切な量を与えることが必要です。

飲ませ方

嘔吐がひどいときは、胃が激しく動いている状態。たくさん飲ませて胃を満タンにすると吐いてしまいます。つまり、1度にたくさん飲ませると吐いてしまうので、はじめは一口ずつもしくはスプーン・スポイドなどで5㏄(ティースプーン1杯分)を5分おきに飲ませましょう。

少しずつ飲ませれば、徐々に腸へと落ちていくので水分と塩分が吸収してくれます。あまり嫌がる場合は無理に飲ませないように。ある程度飲ませても吐かなければ、自由に飲ませてもOKです。

また、母乳(ミルク)栄養児の場合は、母乳(ミルク)を少しずつ何度も与えましょう。無理に、薄めたミルク・特殊なミルク・経口補水液にする必要はありません。

Point

  • 少量を回数多く飲ませる
  • 最初は5㏄から
  • 母乳(ミルク)栄養児には母乳(ミルク)を

体重と経口補水液の量の目安

大人は1日あたり500~1,000ml(g)が飲む量の目安なのに対して、幼児・乳児にも体重に合わせて目安があります。初回の水分補給後は、年齢に合った通常の食事を再開。ごはんやパンなどの炭水化物・果物・赤身肉・ヨーグルト・野菜はすべて良いとされています。

体重(kg) 3~4時間以降(ml) 4時間以降(ml)
5 250~500 下痢または嘔吐のたびに
6 300~600 60~120ml
7 350~700
8 400~800
9 450~900
10 500~1000 下痢または嘔吐のたびに
11 550~1100 120~240ml
12 600~1200
13 650~1300
14 700~1400
15 750~1500
16 800~1600
17 850~1700
18 900~1800
19 950~1900
20 1000~2000

経口補水液は作れる!

経口補水液は、ドラッグストア・通販サイト・病院内の自動販売機・病院からの処方など、いろいろなところで入手できます。市販のものはWHOのガイドラインに沿った経口補水液なので、質が高く効果も期待大。でも、子供の脱水に気が付いたときに「買いに行けない!」という場合は、家にあるもので作ることが可能です。

では、私が小児科の先生に聞いた経口補水液の作り方をご紹介していきましょう!

【準備するもの】

  • 砂糖:40g(上白糖大さじ4と1/2杯)
  • 食塩:3g(小さじ1/2杯)
  • 湯冷まし:1リットル
  • 果汁(レモン・グレープフルーツなど):適量

【作り方】

  • 砂糖と食塩を湯冷ましに入れてよく溶かす
  • かき混ぜて飲みやすい温度にする
  • 果汁を絞って入れる

自分で作る経口補水液は、あくまでも緊急用。正確な量を測って作ること、清潔に保存することが大切です。作ったら1日で飲み切るようにして、翌日も必要ならば作り直すようにしましょう。できるだけ市販の経口補水液を使えるように、常備しておくと安心ですね。

医師からの指示で飲むのがオススメ

水分補給は、ただ単にゴクゴク飲ませるものではないということがわかりました。急な下痢や嘔吐のときは経口補水液が最適。医師・看護師から子供に合わせた正しい量や飲ませるタイミングを教えてもらうことが効果的です。

私も経験がありますが、小さな子供に点滴注射は痛々しくてかわいそう。下痢や嘔吐で脱水を悪化させないためにも、早めの受診と経口補水液での水分補給を心がけてくださいね。

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