子供って日に日に成長していきますよね。首が据わるのが待ち遠しかったり、寝返りするのがいつかなーと眺めていたり、「アウアウ」言い出したら喋るのいつかなーと楽しみになったり・・・。
その子供の成長の中でも【歩く】というのは親にとっても一大イベントですよね!子供の行動範囲が広くなりますし、一緒に出かけることも出来ます。よちよちと歩き出したら、走り出すのもすぐです。ハイハイしていた頃が懐かしく感じてしまうことも(´;ェ;`)
子供が歩き出すのはいつかなーと楽しみになりますが、結局のところ何歳くらいで子供は歩けるようになるのでしょうか?今回は子供の体の成長、歩き出す時期に関してです。
目次
1歳前後で歩き出す
たいていの子供は1歳前後で歩き出すことが出来ます。
でも1歳と言うのはあくまでも目安であって、9ヶ月頃から歩き出せる子供もいれば1歳半くらいからやっと歩き出す子供もいます。やはり小さなうちの体の発達は個人差が大きく出るので、無理をせずに子供が自分から歩き出せるのを待つのが一番ですね。
中には2歳を過ぎるまでハイハイしている子供もいるようです。歩くのが遅いからと言って「足に何か異常があるんじゃないだろうか!?」と心配される親もいますが、そういった心配はあまり必要ないようです。産婦人科の先生にも話を伺いましたが、歩き出す時期に関しては子供の発達も関係するのですが周囲の環境も大きく関係するようです。
子供が周りをみて「あんなふうに歩きたい」と感じるようになったときが歩き始めるタイミングだそうです。なので子供が歩き出すのが遅いからといって親が焦る必要はないみたいですね。気長にお子さんの成長を待ってあげましょう。
歩き出す動機
このように、子供が歩き出すのは本人の意思が大きく関係するようです。赤ちゃんの時には話すことは出来ませんが「歩きたい」という自分の意思は持っているそうで、その意識が強くなったときに自分から歩く練習をしだします。
では、どういった時に子供は「歩きたい」と感じてくれるのでしょう?
お兄ちゃん、お姉ちゃんを真似する
自分にお兄ちゃん、お姉ちゃんがいる場合、兄弟が歩いている光景を見て勉強するようです。自分はハイハイしか出来なくて移動できる範囲も狭いですし、手が届く範囲も狭いので取りたいものも取れません。でも、お兄ちゃんやお姉ちゃんは歩いておもちゃを取りに行きます。
そういったときに「あんな風に移動すればいいのか」と感じて立って歩く練習を始めるそうですよ。
そのため、最初の子は基本的に歩き始める時期は遅い傾向にあるようです。家にいても歩いているのは親だけですので、「親のマネをしよう!」とはなかなか感じないようです。
子供が歩き出すのが遅いな、と感じるときがあるかもしれませんが兄弟がいない場合にはお手本が無いので歩き方が分からないだけかもしれません。
そんな時でも体の発達に合わせてしっかりと歩き出してくれます。僕の息子もまだ一人っ子ですし、最初の子供ですので兄弟がいる子供に比べると歩き始めるのは遅く感じました。それでもちょっとずつ一人で練習を始めて1歳3ヶ月頃には一人で歩けるようになりました。
保育園、幼稚園に通っている
保育園や幼稚園に通っている子供は歩き始めるのが早くなるようです。保育施設の場合、お子さんよりも年上の子供たちもいますよね。その子供たちは歩いているので、その子供のマネをして歩き出す子供も多いようです。これは兄弟がいる子供に似ていますね。
親はどうしても周りが気になってしまうので、同い年の子供と比べると自分の子供が歩き出すのが遅く感じるかもしれません。でもその子供は保育園で他の子供の真似をしているのかもしれませんよ?
歩き出す、成長を早めるために保育園に預けるわけではありませんが、やはり保育園に通っている子供は成長が早くなる傾向にあります。
おもちゃが好き
赤ちゃんの頃から物を使って遊ぶことを好む子供は歩く時期が早い傾向にあります。基本的に自分で何かを探して遊ぶ能力がある子供は、新しいことに挑戦する意欲も強くなります。親が歩いているのを見て「あそこのおもちゃを取りに行こう」と一緒になって歩く練習を始めることがあります。
我が家の息子は完全にこのパターンでした。最初の子供ですので兄弟はいませんし、保育園にも通っていませんでしたので真似する対象が無かったんですね。そのため、最初の頃は「歩き出すのが遅いのかな・・・」と感じていました。
でも、おもちゃを使って遊ぶのはずっと好きで初めて歩いたときは自分で歩いておもちゃ箱へ向かっていきました(笑)
やはり自分の中で目的を見つけると行動するのも早くなるようですね。
つかまり立ちは歩く前兆ではない?
歩く行為と似た成長の一つにつかまり立ちがありますね。ここで言うつかまり立ちとは、椅子や机などの物につかまって立ち上がる動作を言います。
つかまり立ちをすると立ち上がるような動作になるため「もう少しで歩くんだ!」と親が嬉しくなって歩く練習をさせる場合がありますね。今までハイハイしか出来なかったのに立ち上がっただけでその感動は素晴らしいものですよね。
でも、実はつかまり立ちは歩くことの前兆ではありません。子供の中で【つかまり立ち】と【歩く】という行為は全く違ったものです。つかまり立ちを始めた子供は”立つ”行為に対して面白さを発見しているだけでそこから歩くことは考えません。また、立ったり座ったりの運動が楽しくてつかまり立ちをしているだけです。
つかまり立ちが出来るようになったからと言って、親が無理やり歩く練習をさせることは止めましょうね。膝に負担をかけてしまい、足に支障をきたす恐れがあります。お子さんが一人で歩き始めるまでゆっくりと待ってあげましょう。
歩き出したらサポートしてあげましょう
お子さんが自分で歩き出したら、親が見守ってサポートしてあげましょう。サポートしてあげると言っても手を取って歩かせてあげることではありませんよ。見守ってあげることも赤ちゃんにとってはサポートです。
一歩めが出たら
初めて一歩目が出せたお子さんを褒めてあげましょう。一緒になって笑ってあげて、「おいで~」と手を広げて誘ってあげましょう。お父さんが一緒になって笑ってくれていることでお子さんも楽しくなりますし、しっかりと見てくれていることを感じるとお子さんも安心します。
でも、一歩目が出ただけではまだしっかりと一人で歩くことは出来ません。いきなりこけることもありますし、そのまま尻餅を付いてしまうこともあります。尻餅を付くだけならまだしも、赤ちゃんは頭が重たいのでそのまま頭から倒れてしまう危険性もあります。
そういった危険があるので、歩き出す時期が近くなったら部屋の床は柔らかいクッション素材のものに変更したほうがいいかもしれませんね。
危険が無いような状態ならばなるべく手を貸してあげるのは控えましょう。赤ちゃんも必死に歩こうとしているので、自分で歩けるようになるまで待ってあげましょう。思ったよりもバランスを取って歩くことが出来るんですよ♪
歩く練習をする?
やはりちょっと歩き出すと親も嬉しくなって歩く練習をしたくなりますよね!手を引いてあげて一緒に歩いたり、お父さんの足の上に乗って一歩ずつ移動してみたり♪そういった触れ合いをしたくなるのが親の心でしょう。しかし、そういったトレーニングはちょっと待ちましょう!
1歳前後でやっと歩き始めた頃は赤ちゃんの体も急激に成長している時期です。足の筋肉が付き、腰周りもグッと引き締まってきます。それだけ筋肉が発達してくる時期には骨も一緒に成長していますね。
その時期に無理に歩かせると、赤ちゃんの足腰を痛めてしまう可能性があります。一歩だけ歩いたけど、まだ自分の体重を支えられるまでは発達していなかったので座り込んでいるのかもしれません。お父さんも腰が痛いときに無理やり歩かされると辛いですよね?余計悪化する気がしませんか?
まだ完全に体が発達していない時期に自分の全体重が足にかかってしまうと赤ちゃんがO脚になってしまう可能性もあります。膝が体重を支えることが出来ずに曲がってしまうんですね。そういった障害が発生することもありますので、楽しみになっても無理なトレーニングは控えるようにしましょう。
(僕も最初は嬉しくて嬉しくて一緒に歩きたくなりましたが、嫁に怒られて自粛しましたw)
歩き出してもしっかりと見張ってあげましょう
普通に歩き出すと、もう慣れたものでどこへでも歩いていってしまいますよね。リビングからおもちゃを取りに歩いていったり、お母さんが料理をしているのが気になるのかキッチンへ見に行ったり、トイレへ行くときに付いてきたり・・・。
でもそういった時こそ親がしっかりと注意して見張ってあげましょう。歩き出したと言うことは赤ちゃんの行動範囲が広くなったと言うことですのでその分、危険も増えます。
- 窓から落ちることは無いか
- 階段を上ることは無いか
- 玄関の段差から落ちないか
- 手が届く範囲に危ないものは無いか
- 扉に手をはさむ危険は無いか
等など、しっかりと注意して見てあげましょう。今までは気付かなかったような部分でもたくさん危険は潜んでいます。一度、子供目線になって家中を動き回って見るといいかもしれませんよ。思いもしなかった危険が潜んでいるかもしれません。
個人差があることを認めてあげましょう
赤ちゃんの頃の体の発達には大きな個人差があります。「○○ちゃんはもう歩いているのに、うちの子はなんで・・・」と考えることもあるかもしれません。でもそれもお子さんの個性です。我が家の息子は体の発達は早かったのですが、やはり言葉の発達は遅れています。でもそれも個性だと思っています。
特に体の発達は赤ちゃんのペースに合わせてあげましょう。急激に発達している途中ですので、無理な力をかけると思いもよらない弊害が発生する可能性があります。赤ちゃんは頑張っています。お子さんのマイペースな性格も楽しんで育児を行っていきましょう(^o^)ノ
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