赤ちゃんって寝る時間があまり規則的ではなくて、なかなか夜寝てくれなかったりしますよね。でもたいていの場合は生まれて半年、1年も経てば生活習慣が慣れてきて就寝時間も大人と揃ってきたりします。
毎日決まった時間に、決まった部屋に連れていき、同じ場所で寝かしつけてあげると効果的みたいですね。
しかし、うちの息子は3歳になっても就寝時間が不規則なままでした・・・。9時、10時にはしっかりと寝てくれると思ったら夜中の2時、3時まで寝付いてくれないことも(゚ω゚; )
寝かし付けは行っているのですがなかなか寝てくれません。というか、寝室に行くとテンションが上がってしまうのか遊びだしてしまいます。今まで色々な人に相談し、様々な方法を試しましたがあまり効果がなかったんです。
しかし、工夫してみると我が子もしっかりと決まった時間に寝てくれるように!
今回は子供の寝かしつけについて、我が家の成功例をご紹介します。
習慣を付ける
1歳半、2歳頃から就寝時間が不規則なことが気になり病院へ定期健診へ行ったときに軽く相談してみました。
先生からは「決まった時間に寝かしつける習慣をつけましょう」と…。習慣と言っても色々とあるので、聞いた事のある方法は全て試してみたんです。でもダメなんです。
我が子には効かなかった習慣ですが、いくつかご紹介します。
同じ時間に寝室へ行く
まず、基本的なことですが毎日同じ時間に寝室へ連れて行くことを意識しました。食事、お風呂が終わって少しゆっくりした時間、夜の9時を寝かしつけの時間に。
その時間ならば、僕も嫁もひと段落した時間なのでどちらかが寝かしつけられるかなと思い、その時間に決めたんです。
しかし、やはり寝室へ行ってもなかなか寝てくれません。部屋を暗くしてベッドに寝ていても、いきなり飛び起きて笑いながらリビングへ駆け下りていくこともありました。
これは、子供も「寝るために寝室へ行っている」といったことが理解できていないのかなと思います。「なんで遊ぶ部屋を変えるの?」くらいに思っていたのかもしれません。
ただ、お父さんと違う部屋へ行って、電気を消してじっとしている。その感覚だったのかなと。うちの子供はじっとしていられないので、すぐに遊びだします。(これは発達障害の症状らしいです。)真っ暗な部屋の中では遊べないのでリビングに走っていくのでしょう。
そんなことが続いたので、僕達も次の手を考えることに…。
絵本を読み聞かせる
寝る前には子供の「遊びたい気持ち」を落ち着かせることが大事だそうです。そのため、絵本の読み聞かせをし、ゆっくりとした時間を作ってあげるのが効果的と聞きました。その話を聞いた日から、9時に寝室へ連れて行き絵本の読み聞かせを行ってみました。
しかし、我が子はじっとしていられない性格なので絵本なんて見てくれません( ;´∀)
絵本を開いて読み始めても、次のページを開いては閉じる、開いては閉じる・・・仕舞いには絵本を僕から取り上げて投げてしまいました。
「本は投げちゃダメだよ」なんて話しかけてあげると、それが面白かったのか何度も繰り返します。何度も続くので僕も「ダメ!」なんて大声で叱ってしまったんです。
Point
基本的に言葉を理解できていない時期の子供に大声を出すのは厳禁だそうですね。
子供は「ダメ」という言葉の音は分かっても意味は分かりません。自分では遊んでいるつもりなのにいきなり大きな声で脅かされた、と感じるそうです。そういったことが続くと叱っても全く聞かなくなってしまうそうです。
それからというもの、絵本の読み聞かせは完全に出来なくなりました。絵本を持ってくるのですが、ページをめくる作業を繰り返すだけで全く落ち着いてくれません。逆に遊んで興奮しだすので、ひとまず絵本の読み聞かせは中止することに。
寝る前だけの特別なことを決める
次に考えたのが、寝る前だけに行うことを決める。でした。
我が家の寝室は2階にあります。リビングは1階なので、寝るときにはリビングから階段を上り2階へ行きます。子供も歩き始めていましたので、基本的に一人で階段の上り下りをします。子供が階段を上り下りするときには僕が下について足を踏み外さないよう監視しながら上り下りしていました。
やはり、歩き始めたので子供一人でしっかりと移動できるほうがいいかなと思い、サポートだけをして一人で階段も移動させていました。でも、時々「抱っこ!」と言って抱っこをせがんできます。そんな時も今までは一人で歩かせる練習と思い、抱っこはしていませんでした。
そこで、寝る前だけは抱っこをして寝室へ連れて行くことに。夜の疲れた時間帯ですから、子供も抱っこされるのは嬉しかったようです。抱っこして階段を上り、そのままベッドまで運んでいきます。そして電気を消して就寝・・・。
なんと!この方法でしっかりと寝てくれるようになりました。
9時に「ねんねするよー」というと「抱っこ!」と言って抱きついてくるようになり、そのまま寝室まで行き就寝。それが何度か続いて僕も自分の中で「よし!」と思っていましたね。
…でもその習慣も長くは続かなかったんです。
習慣化すると嫌がる
全てを習慣化させると、そもそも「寝る」という行動を嫌がるようになってしまいました。「ねんねするよ」と言っただけで走って逃げるようになりましたし、絵本はビリビリに破ってしまいます。リビングの中を走り回って僕から逃げるようになってしまいました。
それも、泣いて嫌がっているわけではなく笑いながら走り回ります。寝るのが嫌というよりは、もっと遊びたいんだろうなといった感じです。
しかし、あまり遅くまで起きているのは成長のために良くないので、寝かし付けが必要ですよね。
成功した方法
そんな事が続き、一時期はまた不規則な就寝時間に戻ってしまっていましたが、発達障害の話が出てからもう一度真剣に考えました。
そこで考えたのが、寝る前に決まった行動をさせることです。今までの絵本や、抱っこではなく、子供がしたい行動をさせることにしました。
子供がしたいこと、好きなことって何かな?と考えてみると思い当たるのがシールを貼ることでした。ちょうど家中にシールを貼って遊んでいた時期なので、ちょうどいいと思いシールを貼ってから寝ることに。
おりこうさんシール
嫁が考えた方法がこの「おりこうさんシール」でした。
寝る前に食器の片付け、歯磨きをするとカレンダーの今日の日付にシールを貼れるイベントです(笑)しかも貼るシールはたくさんある動物シールから自分の好きな動物を選んで貼るようにしました。
なんだそれ、なんて思われるかもしれませんが、これがかなり効果的でした。
言うことを聞かないときには「今日はおりこうさんシール無し?」なんて言うと自分で歯ブラシをとりに言って僕に「お願いします!」なんてw
寝る準備を済ませたら、一緒にシールを準備し今日の日付に貼ります。そのときに「今日は15日ね、15ね。」と数字を言いながらカレンダーを指差すようにしています。これで数字もなんとなく覚えてくれたらいいなと。
シールを貼って、僕と嫁にハイタッチ!そして、嫁に「おやすみなさい」を言い、僕が抱っこして寝室へ連れて行きます。
すると、今までのことが嘘のようにじっと寝てくれるようになりました。暴れだすことも無く、寝付けないときは一人で天井を見つめてじっとしています。一人で体勢を変えながら寝ようとしていたり、アンパンマンのぬいぐるみに抱きついて寝ていたりする姿に僕も感動しましたw
おりこうさんシールを始めてからは、この方法で決まった時間にしっかり寝てくれています。本当に良かったです。
保育園に行く時間もあるので、きまった就寝時間を習慣付けて毎日だいたい同じ睡眠時間を取れるようになりました。少しずつですが成長してくれているのを感じられるので日々感動しています( *'3)