新築の家、リフォーム後に心配される「シックハウス症候群」。もうすぐ赤ちゃんが産まれる、または生後まもない赤ちゃんがいるパパ・ママにとって、1つの不安材料なのではないでしょうか。私と息子も、新築の家に引越し後シックハウス症候群に。本当につらかった・・・。
では、シックハウス症候群は赤ちゃんにとってどんな影響があるのかと、パパ・ママができるシックハウス対策をご紹介していきましょう!
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目次
つらい・・・新築引っ越し後すぐに体調不良に!?
翌朝から・・・。
ピカピカの新築へ引っ越しをして翌日の朝、喉と鼻の奥が痛くて体調不良に。荷解きと生活まわりの整理整頓をしなければならなかったので、とても大変でした。
冬の寒い時期だったので、寝室ではエアコンをオン。その乾燥で喉がやられたのかな?と思っていましたが、夫はとても元気でした。鼻水・のど痛・咳でつらかったのは私と息子だけ。でも、保育園では咳もなく元気に過ごしている様子だったのでおかしいな~と感じていました。
症状がつらかったので病院へ。そのときいわれたのが「シックハウス症候群という健康被害の1種です」でした。
赤ちゃんは大丈夫?と不安なアナタへ
産まれてすぐの赤ちゃんは、なるべく外出を控えて自宅で清潔に過ごさせていたいですよね。病気にでもかかったらかわいそう。でも、家の中で起こり得るのがシックハウス症候群。引っ越し後やリフォーム後だけでなく、日常生活上にも発症の原因があります。
現在、マイホームを建設中の人。また、産後の住まいが新築・リフォーム直後の人。そして、小さな赤ちゃんの健康を考えているパパ・ママ。ここで、シックハウス症候群について今1度確認してみましょう!
【原因・症状】シックハウス症候群とは
シックハウス症候群とは、住居内の環境が原因で起こる体調不良の総称。原因・症状ともにさまざまです。
原因はたくさん!
シックハウス症候群の原因は、主に有害物質と空気汚染。また、世間に注目を浴びはじめたのは高気密・高断熱住宅が増えたからだといわれています。
有害な物質を吸い込む
有害な物質とは、壁・床・天井・大きな家具(タンス・ベッドなど)に使われている塗料・接着剤に含まれる化学物資や、防虫剤・殺虫剤から発生する揮発性有機化合物のことをいいます。
このなかでもっともからだに影響のある化学物質は「ホルムアルデヒド」。合板・壁紙などの接着剤として使われていて、2003年に建築基準法の改正後、建材にはホルムアルデヒドの放散量に合わせて等級がつけられるようになりました。もっとも放散量の少ない建材には「F☆☆☆☆」が表示され、「F☆」の建材は使用を禁止されています。
室内の空気汚染
室内に浮遊しているカビやダニ。十分な掃除がされていないと、知らないうちに増えていきますよね。とても小さくて見えないので、大人も赤ちゃんも知らないうちに吸い込んでいます。また、石油ストーブ・ガスストーブ・タバコの煙から発生する一酸化炭素や、ホコリ・糸くず・ペットの毛・花粉もシックハウス症候群を発症させる原因です。
高気密・高断熱住宅の増加と不十分な換気
国で省エネ対策がはじまってから、住宅は高気密・高断熱のものが増えました。夏は冷気、冬は暖気が外へ逃げにくいので、エアコンが効率的に使えて電気代も節約!でも、湿気がこもりやすくカビ・ダニの繁殖を促してしまいます。
室内の湿気を適度に保つには換気が必要ですが、寒い冬は窓を開けられなかったり換気の方法が不十分だとなかなか湿気が逃げていきません。また、室内に浮遊しているカビ・ダニなどもたまりやすくなってしまいます。
室内の空気が循環されず、有害な物質が増えたりカビ・ダニの影響で空気が汚れる。これが、シックハウス症候群の直接的な原因だといわれています。
症状もたくさん!
その場を離れれば症状がおさまるのがシックハウス症候群。出先から帰ってくると、また症状が出てきます。個人差はありますが、主な症状は以下のとおり。悪化すると「化学物質過敏症」になり、少しの化学物質に触れただけでも体調不良を引き起こすようになってしまいます。
- 全身:めまい・吐き気・嘔吐・頭痛・疲れやすい・皮膚の紅斑・じんましん・湿疹・カサカサ
- 目:チカチカする・涙目
- 鼻:刺激感・乾燥・鼻水
- のど:乾燥
- 口:唇の乾燥・咳
厚生労働省によると、このような症状が出るとか。実際、私や息子ものどが乾燥して痛くなったり咳が止まりませんでした。風邪の症状にも似ているので、区別がつきにくそうですね。
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赤ちゃんはシックハウス症候群になりやすい
さて、シックハウス症候群は赤ちゃんに対してどのような影響があるのでしょうか。新生児はママのお腹のなかで免疫力をもらっているので、生後6ヶ月までは病気にかかりにくいといわれています。
一方で、子供は化学物質を大人の2倍吸収するとか。シックハウス症候群でなくともアレルギーを発症する可能性があります。また、シックハウス症候群がきっかけでアレルギーが悪化することも。子供の場合、症状が原因で集中力や学力低下につながります。
新築に引っ越しをした人の中には、とたんにアレルギー症状が出た、アトピー性皮膚炎が悪化したなどの声も。結果、新築にもかかわらずリフォームをする羽目になった人もいるとか・・・。免疫力が高いとしても、シックハウス症候群への対策は必要そうですよね。
シックハウス対策~パパ・ママができること~
では、パパ・ママはどんなことができるのかについて詳しく見ていきましょう!
1.じょうずな換気をしよう
換気をするときは、いくつ窓を開けていますか?実は1つだけでは不十分。換気は複数の窓・ドアを開けて空気をくまなく循環させて逃がすのがポイントです。新築の間取りを検討中の人は、風のとおり道をチェックしておくと良いですね。
最近の住宅にかならず設置されている24時間換気システム。室内の湿度を適度(50%前後)に保つため、また、汚れた空気を入れ替えるためにも有効に活用しましょう。
空気清浄機や加湿器を利用するのも効果的。吸着フィルターや分解機能で、有害な物質を取り除いてくれるものや湿度を表示するものが便利です。
特に、引っ越し後やリフォーム直後の換気は重要。24時間換気システムはつけっぱなしにして、家の中で長く滞在するリビング・寝室・子供部屋はこまめに換気するように心がけましょう。
衣類からもシックハウス症候群!?
シックハウス症候群の原因は、押入れやクローゼットの中でも発生する可能性があります。それは、家具の製造に使われた化学物質や防虫剤の成分が発生して衣類に移り体内に吸収されてしまうため。押入れやクローゼットは、閉めっぱなしにせず適度に開け閉めするようにしましょう。
2.掃除をこまめに
家の中は、こまめに掃除をしてカビ・ダニの発生や増殖を防ぎましょう。掃除は、掃除機でフローリングやカーペットのゴミ(ホコリ・髪の毛・ペットの毛・食べかす)を吸い取るだけではありません。窓やサッシの結露をふいたり排水口のヌメリをなくしたりすればカビの発生が防げます。
ぬいぐるみや布団などの衣類も洗濯が必要。乾かすときはできれば日光浴をさせて、殺菌・防カビ効果を狙いましょう。
3.建材・塗料を見直そう
シックハウス症候群の原因を少しでも家の中に持ち込まないために、建築に使う建材や、壁紙・床材の塗料・接着剤に含まれる化学物質を避けるのも1つの方法。建材を選ぶときのカタログやサンプルを見て、ホルムアルデヒドの放散量をチェックし、少ないものを選びましょう。
内覧会など同じ建材が使われている場所に行って、目がチカチカしないか、体調が悪くならないかを体験してみるのも良いですね。
自然素材のものが高価で手を出せない!という場合は、寝室・リビング・子供部屋など、家の中で滞在する時間が長いところだけでもシックハウス症候群になりにくいものを使うのが良いです。施工会社の担当者と相談して、ゆっくり決めていきましょう!
4.からだの免疫力を高めよう
免疫力が高い人は、風邪をひきにくい・インフルエンザにかかりにくいなど、病気をはねのける力も高いということ。同じ空間にいてもシックハウス症候群にならない人がいるのは、化学物質の耐性に個人差があるからです。
生活習慣や食生活の見直し・適度な運動を心がけて、免疫力を高めればシックハウス症候群になる可能性が低くなるかもしれません。実際、1年中風邪をひかない私の夫はシックハウス症候群にならず元気でしたし・・・。
体内に蓄積された化学物質は、汗と一緒に出すことが可能。新陳代謝がアップすれば汗をかきやすくなるので、湯船にゆっくりつかったりウオーキングなどの有酸素運動を習慣づけるようにしたりしましょう。
免疫力を高める効果がある食材といえば?そう、葉酸ですね。葉酸は細胞分裂やタンパク質の合成に必要な栄養素なので、十分に吸収できていれば免疫力のもととなる細胞を強くたくましくしてくれるのです。
生後6ヶ月までの赤ちゃんは母乳やミルクだけですが、そのなかには葉酸が含まれています。また、ほうれん草・枝豆などの緑黄色野菜やイチゴなどの果物など、子供が好む食材にも多く含まれている葉酸。18歳以上のパパ・ママは、葉酸サプリで手軽&確実に摂取してみても良いでしょう。
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まとめ
新築・リフォームは胸が高まる1大イベントですよね。計画するのも完成後実際に住むのもとても喜ばしい出来事です。そんなとき、自分や大切な赤ちゃんがシックハウス症候群になってしまっては気分が台無しです。
また、家の中にいるだけでもシックハウス症候群になる可能性があるということ。赤ちゃんがアレルギー症状で苦しまないためにも、パパ・ママができる対策をしっかりと行いましょう。
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