「最近、何もかもがつらい」。そう感じているパパ・ママのこころはお元気ですか?腹をかかえて笑ったのはいつですか?日常生活に影響が出ている場合、それは「うつ状態」「うつ病」かもしれません。ここでは、あなたのストレスサインをチェック!ストレスと上手に向き合って少しでもラクになるために、ぜひ1度ご覧ください!
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目次
あなた・周囲の人のストレスサインをチェック!
最近、何もやる気がなくなったり気持ちが落ち込んだりしていませんか?そのストレスが強かったり長い間つづいたりすることで、「うつ状態」「うつ病」を引き起こしてしまいます。日常生活に支障がでて、あなたの大切な子どもを傷つけてしまうかもしれません。まずは、あなたのこころの状態を知ってみましょう!
もし下記の症状が2週間以上つづくなら、それは「うつ症状」かもしれません。
自分でチェック!
- 気分が沈む、憂うつ
- 何をするのにも元気が出ない
- イライラする、怒りっぽい
- 理由もないのに、不安な気持ちになる
- 気持ちが落ち着かない
- 胸がどきどきする、息苦しい
- 何度も確かめないと気がすまない
- 周りに誰もいないのに、人の声が聞こえてくる
- 誰かが自分の悪口を言っている
- 何も食べたくない、食事がおいしくない
- なかなか寝つけない、熟睡できない
- 夜中に何度も目が覚める
周りの人をチェック!
あなたの周りにいる、パパやご両親などはどうでしょうか。以下のようなことが当てはまれば「うつ症状」かもしれません。あなた自身にも当てはめてみて、さらにチェックしてみてくださいね。
- 服装が乱れてきた
- 急にやせた、太った
- 感情の変化が激しくなった
- 表情が暗くなった
- 1人になりたがる
- 不満、トラブルが増えた
- 独り言が増えた
- 他人の視線を気にするようになった
- 遅刻や休みが増えた
- ぼんやりしていることが多い
- ミスや物忘れが多い
- からだに不自然な傷がある
ストレスと上手につきあうには?
ストレスの原因がわからない、解決できない。そう感じると、さらにこころが落ち込んでしまうかもしれませんね。そんなときは、「生活習慣を整える」「ストレス対策」をしてみましょう。
生活習慣を整える
規則正しい生活習慣を送ると、脳や神経を正常に整えることが可能です。例えば、以下のようなことを実行してみましょう。
- 毎朝、決まった時間に起きる
- バランスの取れた食事
- 良質の睡眠
- 適度な運動の習慣
- ストレス解消をタバコ・お酒にたよらない
規則正しい生活習慣を送ると、ストレス軽減につながります。というのも、人間がもっている体内時計が24時間で正確に動き、自律神経・ホルモンの分泌をコントロールしてくれるため。疲れやすくなったりストレスに弱くなったりするのを防げます。
ストレス対策
ストレスの原因が解決できなくても、違うことでストレス発散を。例えば、以下のようなことを実行してみましょう。
- リラックスできる時間を持つ
- ゆっくりと腹式呼吸をする
- ぬるめのお風呂にゆっくり入る
- 好きな音楽を聴く
上記は、あくまでも一例です。趣味や生きがいを持つことが効果的。思い切ってコンサートホールにクラシックを聴きに行ったり、ちょっと贅沢なランチを食べに行ったりしても良いですね。
ただ、長風呂したり静かなところでゆっくり時間を過ごしたりする。子どもを預けて1人で行動できないパパ・ママにとってはなかなか難しいことかもしれません。
そんなときはイライラしたらスーッと一呼吸。肩を上げないで、胸がふくらんでお腹がへこむように腹式呼吸をしてみてください。意外と気持ちが落ち着きますよ。
「うつ症状」かな?と思ったら相談しよう
上記のチェックでたくさん当てはまってしまった!という人は、うつ症状かな?と疑って自分を労わってあげましょう。症状を悪化させないためいも、1人で悩むのではなく人へ悩みを相談するのがポイントです。
【身近な人】パートナー・両親・友だち
身近な人に悩みを打ち明けられるのって、すごく助かること。例えば、あなたのパートナー・ご両親・友だちがそうです。あなたの性格をわかってくれている人なので、悩みに対して「全否定」ではなく、あなたに寄りそったアドバイスがもらえるかもしれません。
また、身近な人はあなたの希望を叶えてくれる一番身近な存在。気分転換に1人でショッピングに行きたい、1人で家で寝ていたい。一見わがままに聞こえるかもしれませんが、気分がとても落ち込んでいたりイライラが限界に達しているときは助けを求めてもいいのです。
【医療機関】心療内科・精神科
ケガをした・高熱があるなど、病院へ行くときはからだに異常が出ているとき。でも、こころの病気で病院に足を運ぶのはなかなか勇気がいることかもしれません。精神的には辛いけれども身体的には問題ないという人は、病院へ行く必要なんてないと思っていませんか?また、自分は大丈夫!といい聞かせていませんか?
こころの病気で病院へ行くのは気が引けるという人がいます。私自身も心療内科や精神科に通っていた経験がありますが、会社の上司に「行け」と言われるまでは無縁の場所だと思っていました。通院中も、心配をかけるので実家の母親には打ち明けられず。
ただ、実際に行ってみて分かったのは、気軽に行ける場所だということ。心療内科・精神科では、こころの病気に詳しい先生が話を聞いてくれます。悩みに関係する話だけでなく、今日のできごとや話題のニュースなどでもOK。話をするだけでも意外とスッキリしますよ。また、場合によっては「薬」も処方してもらえます。
病院へ行くことで「つらい」と悩んでいることがパートナーにもはじめて分かってもらえるかもしれません。家族になかなか悩みを伝えられない人は、心療内科・精神科へ一緒に行って先生から伝えてもらうことも可能です。
【公共機関】精神保健福祉センター・保健所
都道府県と政令指定都市に設けられているのが、精神保健福祉センターや保健所です。その地域に住む人々の健康を目標に、相談・指導・情報提供を行っている機関。こころの病気・悩みについて相談でき、精神障害を持ったり社会へ復帰できなくなるのを防いでくれます。
公共機関と聞くと、相談相手は「地域の役場の人?」と勘違いするかもしれませんね。でも、実際は精神科の医師・臨床心理士(心理カウンセラー)・精神保健福祉士(精神科ソーシャルワーカー)・作業療法士など、専門の勉強をして国家資格・民間資格を取得している人が対応してくれます。*精神保健福祉センターの場合
センターのある場所へ直接足を運んでも良いですが、外出が難しい人は電話だけの相談でもOK。センターでの相談は予約制の場合があるので、はじめての相談のときは電話をしてから行くと良いです。
また、都道府県別に「こころの健康電話相談専用ダイヤル」という回線が設けられています。「限界!」と感じたときや、こころの病気かもしれないパートナーが病院へ行くのをかたくなに拒んでいるときなどに相談すると、良いアドバイスがもらえますよ。
子育てに関する悩みはどうすればいい?
「子育て」の悩みがあるとき、身近な人や医療機関の先生のほかにも以下のようなところで相談ができます。
子育て支援センター
子育て支援センターとは、子育て家庭の育児支援活動をしている施設のこと。市町村が実施していて、公共施設・保育所・児童館などにあります。主に、乳幼児から就学児までの子どもについて、育児の相談が可能。ベビーシッターなどの保育サービスの情報提供&紹介をしていたり、保育所・地域の行事に関する情報提供をしています。
例えば、以下のようなことが相談できます。
- 子どもの発達が気になるけど、気軽に相談できるところはありますか?
- 最近、引っ越してきたばかりで、地域の子育て情報がわからない
- 赤ちゃんと一緒に、気軽にお出かけできる場所はありますか?
- 子どもを少しの時間だけ、預かってもらえるところはありますか?
- 最近、子育てがしんどいのですが、相談できるところはありますか?
子育て支援センターの良いところは、センターへ行けばいろいろなパパ・ママ・子どもと触れ合えること。同じ地域・年齢の子ども同士で遊ばせたり、支援員やほかのパパ・ママとの交流ができる素敵な場所です。
利用料は原則無料なので気軽に行けるのもポイント。おもちゃで遊ぶだけでなく、歌を歌ったり手遊びをしたり絵本の読み聞かせがあったりします。七夕には短冊を書くなど、季節に合わせたイベントも参加できますよ。
児童相談所
18歳未満の子どもに関する相談ができる児童相談所は、都道府県・政令指定都市に設けられています。相談の内容は何でも良く、医師・児童福祉司・保育士などが対応してくれます。
子どものこころ・からだが健康でいられるようにサポートしてくれる機関で、市町村と連携。虐待・不登校・非行・障害などに対して、児童福祉施設に入れたり里親に委託したりの措置をしています。
乳幼児健診で
子どもが、4ヶ月・1歳半・3歳など一定の月齢に達すると、市町村から「乳幼児健診」の通知が届きますよね。身体測定・歯科検診・発達チェックをしてもらえますが、そこで「問診」も実施しています。
私の市では、パパ・ママのこころのことについて事前にアンケートがありました。「気分が落ち込むことがある」「死にたいと思ったことがある」などの項目にチェックを入れていくという内容。そのアンケートに基づいてその場で相談ができます。アンケートの結果から、自分のこころが健康ではないと気づかされることも。
乳幼児健診は、子どもの成長具合を確かめるために行くものです。ただ、パパ・ママのこころについて話ができる場所でもあります。精神保健福祉センターや子育て支援センターは、自分で行動を起こさないと相談ができませんが、乳幼児健診では、子どもを見てもらえるついでにパパ・ママの子育てに関する悩みについても聞いてもらえます。
子育てのイライラと向き合うためには?
ストレスと上手につきあうためには、生活習慣を整える・ストレス対策をするということがわかりましたね。では、「子育て」に関する悩みについてはどのように向き合っていけばよいのかについてご紹介していきましょう。
これが当たり前だと思わない
妊娠中、産まれてくる赤ちゃんのためにいろいろな情報を集めるのではないでしょうか。「これはダメ」「こうした方がいい」など、覚えることがたくさんあります。また、首すわり・1人歩きなど「何ヶ月でできる」という情報もありますね。情報を集めるのは、夫婦が1人の親になるという自覚があらわれた証拠。良い子育てがしたい、良い父親・母親になりたいなど決意するのではないでしょうか。
ただ、赤ちゃんはたった1人。個性があるので正確に成長していくというものではありません。例えば、離乳食をはじめからしっかり食べる赤ちゃんもいれば、1歳になってやっとまともに食べるようになった赤ちゃんもいます。
理想を思い浮かべるのは良いことですが、無理をしてまで追及するのはNG。パパ・ママが無理をしていると、赤ちゃんにそれが伝わってしまいお互いに幸せを感じることができません。
パパ・ママのこころとからだを休める
赤ちゃんが産まれると、すぐに授乳・おむつ交換・寝かしつけが始まります。特に、ママは「わたしがしっかりしないと!」と責任を強く感じて、精一杯お世話をすると思います。ただ、今までの生活とは一変。当たり前のことが自由にできなくなるため、想像しているよりもずっとストレスを感じやすくなります。
そんなときは、少しでも休暇をとりましょう。育児を完璧にこなすのではなく「このくらいがいい」と、たまには息抜きをしてもOKです。育児にカツカツにならず、こころ・からだの余裕をつくってくださいね。
家事にとらわれない
育児が始まると、どうしても満足な時間がとれないのが「家事」。赤ちゃんが産まれる前は、家の中をキレイに掃除して、手の込んだ料理を作って、必要なものを揃えて・・・とやってきたかもしれませんね。でも、育児が始まってから同じことをしようとすると、とても疲れてしまいます。赤ちゃんが寝ている間に・・・と思っても、自分も寝たいし物音で起きちゃうし赤ちゃんを置いて買い物には行けないし。
部屋が散らかっていたり完璧に家事をこなせなかったりすると、落ち着かず気になってストレスを感じてしまいませんか?でも、まずはパパ・ママのからだやこころが大事。家事はパートナーにお願いしたり、週末に延期したりして、無理をしないようにしましょう。
周囲への遠慮を忘れる
パパは仕事で疲れているのだから・・・と育児をすべてママがしていませんか?実は私の家庭はそうでした。育休中だから、育児はすべてやらなきゃ!と責任を感じて毎日過ごしていましたが、今となっては大後悔。
というのも、パパが子どもの世話を満足にできないので、安心して任せられません。友だちとディナーに行きたい!と思っても、子どもを預けられる人がいなくて我慢です。これは、私が周りに遠慮して、育児をすべて自分でやってきてしまったからだと思っています。
パパの休日は子どもを預けてみたり、平日なら一時保育を利用してみたりして、こころに余裕がなくなる前に好きなことを楽しむ時間をもうけましょう。
まとめ
子育てがつらいと感じているあなた。子育ても含め、日常的なストレスからくる悩みや不安でゆううつな気分になるのって誰しもが経験することです。1人で抱え込まず、誰かに相談するのがオススメ。「うつ症状」は自覚していないのが一番危ないといわれています。
また、うつ病は「気の持ちよう」「性格」「なまけ」ではなく、誰しもがかかりうる病気の1つ。うつ病になってしまったから自分は弱いと落ち込むことはありません。少しでもストレスを減らして自然に笑えるようになれば、子どもは喜んで笑顔になってくれます。
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