生後6か月になって、いよいよ始まるのが「離乳食」。ちゃんと食べてくれるかなぁと不安になるのは自然なことです。そして、いざ!実食!と意気込んでみたは良いものの、なかなか口を開けない、すぐにべーっと出してしまう。そんな赤ちゃんに困っていませんか?
ここでは、離乳食で悩んでいる人に試してみてほしい食べものを、4歳の食欲&元気モリモリな息子を持つわたしがアドバイスしていこうと思います。
目次
離乳食が進まなくて困ったなぁ。
現在4歳の息子は、お肉・お魚・お野菜などいろいろな食べ物を食べてくれます。それ以上に大好きなのが白ごはん。カレーライス・海苔巻きごはん・ふりかけごはんもパクパク食べます。保育園では、食べ終わるのがいちばんのりだとか。「はやーい」と言って先生を喜ばせているようです。
とにかく食べない
さて、そんな息子は離乳食をはじめた当時、まったくと言っていいほど何も食べず、実家の母も頭を抱えていました。
産まれてから6か月まで、母乳&ミルクで過ごしてきた我が息子。朝起きたときも、お風呂上りの水分補給も、ほぼすべてお乳でした。今思い返せば、ご飯自体に興味がなかったのかもしれません。
全粥からスタートして必死にスプーンであげるけれども、べーっと出してしまう。無理矢理お口に入れると、泣き始める。パパは隣で動画を撮って見ていましたが・・・なかなか食べてくれない息子に、私は困り果てていました。
うちの子だけ?まわりのママ友はしっかりやっている
私のママ友は、生後5か月のころから積極的にお茶を飲ませたり離乳食をあげたりしていました。「母乳やミルク以外の味に慣れさせるため!」と言っていましたが、私自身は話を聞くだけ。やっと、母乳・ミルクで生活リズムが安定してきたからか、新しいことを始めるのがおっくうだったのかもしれません。
案の定、離乳食をまったく食べてくれず、大きく後悔。ほかの子が笑顔でパクパク食べているのを見ると、とても焦りませんか?子ども連れのランチにも行きづらくなってしまいますよね。
離乳食を食べない理由
離乳食を食べてくれずに悩んでいたとき、いろいろな理由を調べました。もちろん、赤ちゃん1人ひとりに個性があるので、コレが原因!と断言できるものではありませんが、もしかしたらコレかも?と思ったらぜひ1度試してみてほしいです。
お腹が空いていない
9時、12時、17時など、あさ・ひる・ばんの食事の時間ってありますよね。離乳食初期は1回食。じゃあ、どの時間がベストなの?と考えちゃいます。
6か月健診などでは、「10時や14時にあげましょう」といわれますが、あくまで目安の時間。赤ちゃんやママ・パパのそれぞれの生活リズムに合わせて、お腹がすくであろう時間でOKです。
ただ、離乳食をあげる時間帯は、病院へ行きやすい日中がオススメ。うまく飲み込めずに食べ物をのどにつまらせた!という万が一に備えるのが良いでしょう。また、夜中や寝起き、もちろんですが母乳をあげた直後は、お腹が空いていない可能性が高いので離乳食も食べたがらりません。
食べものに興味がない
赤ちゃんは、ガラガラなどのおもちゃと同じように、スプーンやお茶碗などの食器にも興味を持ってくれることが多いです。ただ、生後5、6か月ごろはまだ母乳・ミルクが大好きな子が多くて、「食べもの」を食べるということには興味を持ってくれません。
そんなときは、大人が食事をする場所に一緒に居させたり、テレビのグルメ料理などで食べ物を食べるところを見せたりしてみましょう。赤ちゃんも真似をして一緒に口をモグモグし始めたら、興味を持ってくれた証拠です。
おいしくないから?
私は、生後6か月に入って、6か月健診を受けて離乳食の作り方を教えてもらってから初めて離乳食を作りました。というのも、料理がとても苦手だったから・・・。でも、ママになったんだしいつまでも苦手だと言ってはいられない!と思って見始めたのが、某レシピサイトの離乳食レシピ。感想は「おいしいの?」でした。
離乳食は、基本的に味付けをせず素材そのものの味で十分だとか。いろいろな食材の味を覚えて味覚を育てていくために、塩や砂糖などの調味料は極力控えるほうが良いそうです。
さて、離乳食のレシピを見て薄味を心ががけたのは良いけど、これって本当においしいの?と、私が試しにパクり。うん。素材そのものの味って感じ。これじゃ、食べてくれないのも仕方ないかもと、妙に納得してしまいました。
我が子が食べた離乳食はコレ
離乳食を泣き叫んで食べない息子が、やっと飲み込んでくれた食べ物をご紹介していきますね。結論からいいますと、人生ではじめての食事は「ごはんつぶ1粒」。すりつぶしてとろみをしっかりとつけたご飯は、まったく食べてくれませんでした。
その1~ごはんつぶ~
離乳食初期は歯が生えていないので、食べものは全てすりつぶす・こすのが当たり前だと思っていました。でも、赤ちゃんは歯ぐきや舌でちゃんとモグモグをしています。
とろとろのご飯が苦手なのか、スプーンで口に入れても出してしまう。でも、食べものには興味があるようで、口は開けてくれる。
そんなとき、ご飯1粒だけを箸でそーっとあげてみたところ、うれしそうに口を開けてモグモグごっくんとしてくれたのです!「噛みごたえ」のある食べものが欲しかったのかもしれません。
その2~コロッケの中身~
コロッケには、デンプンがたくさんつまった「じゃがいも」が使われています。離乳食初期でも食べてOKな野菜ですね。お米よりも、じゃがいもでとろみをつけたほうがとろとろになりやすいです。
自宅でコロッケを作るとき、塩・こしょうを加える前のゆでたじゃがいもを、少しだけ別の皿へ。噛みごたえを少しだけ残すまで潰して、スプーンであげるとうれしそうに飲み込んでくれます。パパママ用のごはんを作っている片手間で作れるので便利ですよ。
その3~市販のベビーフード~
料理が苦手なパパママにとって、救世主な存在なのが市販のベビーフード。ドラッグストアやベビー用品を扱っているお店で、手軽に購入できます。
5か月~12か月まで、月齢ごとにたくさんの種類が売られているので見てみるだけでも楽しいですよ。ビン詰め・粉末・レトルトなど、いろいろなタイプがあります。
私の息子は、ママとしては残念ですが手作りのおかゆよりもよく食べてくれました。ただ、無添加とはいいつつも、やっぱり手作りのご飯を食べてほしいのが本音。ベビーフードは、いつもの離乳食で奮闘するなかで、気分転換として利用するのがオススメです。
効果アリ!な食べさせ方は?
ぜんぜん食べない息子がこれなら食べてくれた「ご飯つぶ・コロッケの中身・市販のベビーフード」。毎日食事の時間は決めていましたが、気分がのらない様子の日もありました。
そんなときに意識したのが「雰囲気づくり」。お口を開けることすらしてくれない人にぜひ試してほしいことをご紹介していきましょう!
一緒にアーン!笑顔で食べてみせる
そもそも、食事というのは1人ではなく家族みんなで行うのがベスト。14時など、パパが仕事で不在のときはママだけでも一緒にご飯を食べるようにしましょう。
また、モグモグする仕草を見せて興味を持ってもらうこと。生後7か月から推奨の「たまごボーロ」なんかは、ママが食べたあとに赤ちゃんにもあげて一緒にモグモグすると笑顔で食べてくれますよ。
ほかにも、「食事をする」という時間になったら、スタイを交換したりイス(我が家はバンボでした)に座らせたりして気分を変えるのもポイント。付けていたテレビは消して、ご飯やママの声に集中してくれるようにしましょう。
意気込みすぎないのが大事
ご飯には興味を持ってくれないし、いつもいつも泣いてばかりいてお手上げ状態!
ご飯を作るママとしては、結構寂しいかもしれません。また、「せっかく作ったのに」と気持ちが落ち込むのも仕方がないのかも。
でも、生後6か月はまだ、母乳やミルクできちんとした栄養を補えます。食べものを噛む・飲み込む練習をしている段階なのです。
ママの感じていることが赤ちゃんにも伝わるというのは良く耳にしますが、本当にそのとおり。食べてくれないことで悲しんだりイライラしたりすると、それが赤ちゃんにも伝わってしまい、食事の時間がイヤになってしまうことがあります。
今日は食べなくても、明日は食べてくれるだろうという気持ちで、あまり神経質にならないように。私みたいに料理が苦手な人は、離乳食作りをお休みして市販のものに頼ってもOKなのです。
まとめ
試してみてほしい食べものと食べさせ方。いかがでしたでしょうか?笑顔でお口をアーンしてモグモグごっくんしてくれる日を夢見て、いろいろ試行錯誤してみてくださいね。
コレなら食べる!という定番メニューをひとつだけでも作ると、気持ちがラク。今日はダメだなーと感じたときでも、定番のメニューで赤ちゃんもパパママも笑顔でご飯が食べられるでしょう。